子育て

子供が足の裏を怪我したら?家庭でできるチェックと実体験を紹介

砂場で遊んだり、川で水遊びをすると、子供が足の裏を怪我していた!なんてことありませんか?

なかなか足の裏を見ることもないので気づきにくい怪我ですが、歩くたびに地面に触れるので子供は痛いはず。早く気づいてしっかり対処してあげたいですよね。

今回は我が家の子供の怪我の実体験をもとに、子供の足の裏の怪我の対処法について紹介します。

  • 子供の足裏が怪我しているかもしれない人
  • 足裏の怪我のチェック方法が知りたい人
  • 足裏の怪我の対処法が知りたい人
  • 足の裏にとげが刺さった場合の怪我の対処法が知りたい人

目次

子供が足の裏を怪我してるかも?

子供が以下のような様子なら、一度足の裏を見てみましょう。

子供の様子をチェック

  1. 歩き方が片足重心になっている
  2. 靴下や靴を履かせようとすると嫌がる
  3. なるべく歩かないで移動しようとしている
  4. 足の裏を触られるのを嫌がる

以上の様子に加えて、歩いていると「理由もなく不機嫌」「泣き止まない」ということがあれば、何かしら足・足の裏に不調を感じている可能性が高いです。チェックしてみてください!

ケガの様子をチェック

患部の様子をよく見てみましょう。特に足の裏のケガは何か刺さっていることも多いので、注意してチェックします。

まずは何か刺さっているかいないか確認する必要があります。以下の順番で確認してみましょう。

  1. 初めに目で、何か刺さっていないか見る。
  2. 膿んでいないかチェック。
  3. 1箇所に赤みが集中していないか。
  4. 足の甲側から光を当てて、刺さっているものがないか確認する。

とげの頭が傷口から出ていないかチェックして、傷口が膿んでいないかを確認しましょう。1箇所が黄色く膿んでいる場合や赤くなっている場合は、とげの周辺で炎症が起こっています。

ケガの様子別対処法

子供が足の裏を怪我していた場合、怪我の様子によって対処法が変わります。

①足の裏に切り傷ができている場合の対処法

何か刺さっているか見てもわからない。膿んだり1箇所に赤みが集中していない場合は、切り傷の場合があります。切り傷のみの場合で傷が浅い場合には、自宅で消毒をします。その際はガーゼやテープを貼って雑菌が傷口に入らないようにしましょう。

傷が深かったり、ひどく痛がる場合は病院へ連れていきます

②足の裏に何か刺さっている場合の対処法

目に見えて何か刺さっているときは、ピンセットを使って抜きましょう。ピンセットで抜く前後は、消毒を忘れずに!消毒液とガーゼはちょっとしたケガに使えるので常備しておきたいですね。

家庭でとげを抜くのに失敗した場合や、皮膚の中にとげが入り込んでしまっている場合はお医者さんで見てもらいましょう。また、何が刺さっているかわからなくても、1箇所が膿んでいたり、赤く炎症を起こしている場合も病院に行ったほうがよいでしょう。

我が家の幼児が足の裏を怪我した実体験

我が家の次男が1歳だったときに、足の裏をケガして病院に連れていくことがありました。実体験を紹介します。

次男の足の裏が膿んでいた

川遊びをした翌日、1歳の次男の足の裏の1箇所が膿んでいることに気づきました。我が家の次男の場合、全く普段と様子が変わらず、痛がる様子もありませんでした。

でも、膿んでいる部分の周りを触ると嫌がるので、「何か刺さっているのでは?」と考え、とげが刺さっていないかチェックすることに。

とげは見つからず…でも病院へ連れていくことに

膿んでいる部分を避けてどうにかチェックしましたが、結局とげは見つからず。

様子を見ようかとも思いましたが、足の裏を触ると痛がる次男の様子と、足の裏が膿んでいるのを見て小児科に連れていきました。

病院での診断と処置

結論から言えば、足の裏に刺さっているものはありませんでした!先生の話だと、「何か刺さったものが抜けた後、炎症を起こして膿んだのでは」ということでした。

処置としては、膿は出しきってその後に消毒というもの。皮膚の内側が膿んでいたので、注射針の先のようなもので膿の部分をプツッと刺した後に先生がグイグイ押して膿をすべて出してくれました。

子供は号泣していましたが、処置自体は数分で終了。

念のためにと抗生物質を3日分処方されて、治療が完了しました。膿を出しきったりするのは自分ではできなかったでしょうし、とげがないかどうかも確認してもらえたので一安心しました。

足の裏の怪我…刺さったとげを放置したらどうなる?

そもそも、とげが刺さっているのを放っておいてはいけないのでしょうか?

体から押し出される場合もある

体は基本的には異物が入ってきたら「体から出ていけ!」と働きます。その時に起こるのが炎症。赤みや膿の発生源です。

そのため皮膚表面に何か刺さった場合には、肌のターンオーバーによって体から押し出される場合もあるそうです。ただし、刺さった部分や刺さったものの大きさや形や材質によっては押し出されない場合もあるので要注意です。

肉芽腫ができてしまうことも

肉芽腫(にくがしゅ・にくげしゅとも)とは、体に入ってきた異物を体外に出せない場合につくられてしまいます。体外に出そうと何回も炎症を繰り返しているうちに、体が「体から出ていかないなら、こいつを隔離しちゃえ!」と、異物を細胞や組織で取り囲んでしまうのです。

肉芽腫はしこりのようなものですが、体の中から自然になくなることはありません。取ろうと思ったら摘出手術が必要になってしまいます。

とげが刺さったらすぐに抜こう!

とげが刺さっていてもいいことは一つもありません。自分で処置できそうになければ、皮膚科や外科など専門の(子供の場合は小児科でも構わない)医師に診てもらいましょう。

子供の足の裏の怪我もきちんとチェック

子供の足の裏はなかなか見ることがありません。でも、足の裏に怪我をしていれば、子供も何らかの違和感を感じているはず。

まだきちんと痛みや、痛む場所をアピールできない幼児には特に注意してあげたいですね。

私も一度次男をケガさせてしまったので、裸足で遊んだ日や川や砂場で遊んだ日の終わりには必ず足の裏を見るようにしています。

足の裏のケガが長引くと、歩くたびに痛みを感じるようになります。早めの処置をするようにしましょう。